貧血があると綺麗になれない?!
貧血になってしまうと、綺麗を維持しにくなってきます。
血液には、栄養と酸素を運ぶ働きがあり、それが充分に行われないということは、もちろん細胞も元気がなくなってしまい、老化を加速させてしまう原因になります。
今回は、貧血対策についてのお話です。
【貧血の原因】
鉄欠乏性貧血の原因は、鉄分不足の偏った食事や過度なダイエットで引き起こされることがあると言われています。
また、病気などによる出血でも起こります。
そのほかにも、胃腸での鉄分の吸収がしにくくなる場合も起こる可能性がありますので、胃腸の調子を整えるのは、とても大切です。
実は、大量の飲酒によっても、このタイプの貧血を引き起こします。
飲み過ぎには注意!ですね。
さらに、鉄分が不足していると、肌や髪の状態にも影響が出てくるのをご存知ですか?
紫外線を浴びることで、活性酸素が発生して肌にシミができるというのは、よく知られていることですが、活性酸素を消去する酵素「カタラーゼ」の生成には鉄分が必要となってきます。
つまり鉄分が不足すると、肌にシミができやすくなってしまうという傾向にあるということ。
さらに、コラーゲン生成のためには鉄は必要不可欠!
美容のためにも鉄分補給をお忘れなく!
【貧血だと眠くなる?】
貧血がある女性は、血液によって酸素を十分に運ばれづらくなるため、日中に眠気が襲ってくることがあります。
【貧血予防のための食事】
食事で鉄を補おうと思っても、体内に吸収されるのは、ほんのわずかと言われているのです。
鉄の吸収は女性で1日約1~2mg程度。
そのためにも、効率良くとり、貧血を予防していきたいですよね。
そこで、食事を工夫するなどして、貧血を予防して頂ければと思います。
食品に含まれる鉄には、ヘム鉄と非ヘム鉄があります。
&deco(red,,){肉、魚などの動物性食品に多く含まれるのがヘム鉄。
野菜や甲穀類などに含まれるのが非ヘム鉄。};
ヘム鉄の方が非へム鉄より鉄としての吸収率が高いことが知られています。
鉄は小腸で吸収されるのですが、ヘム鉄はもともとタンパク質にくるまれて吸収されやすい形になっているので、比較的すんなりと吸収されます。
一方、非ヘム鉄の吸収率は非常に低く、吸収されるときに活性酸素を出して粘膜を攻撃してしまいます。
また、一緒に食べたものに簡単に影響されやすい傾向にあります。
しかしながら、一般的に日本人は、食事から摂取する鉄の85%以上が、非ヘム鉄と言われています。
心がけた食事をしないとなかなか十分に摂りづらいところです。
貧血傾向の女性、貧血対策にはレバーや赤身肉、しじみやカツオ、イワシなどのヘム鉄を含む食品を気にかけて、食べるようにしましょう(^^)b
【貧血予防の食事ポイント】
貧血は今日対策をして明日良くなる!まのではありません。
毎日の習慣を見直すことが大切です。
食事の内容も大切ですが、習慣も気にしてみてください。
*バランス良く、規則正しく食べましょう。
*鉄を多く含む食品を毎日摂取するようにしましょう。
*良質なタンパク質を一緒にとりましょう。
*収率を高めるビタミン類を一緒に摂りましょう
*加工食品は控えましょう。
*胃酸の分泌が吸収をよくするので、よく噛んで食べましょう。
*コーヒーやお茶などの鉄の吸収を阻害する食品を一緒に摂らないようにしましょう。
鉄分を身体に吸収する際には、ビタミンが必要です。
一緒にバランス良く摂取するようにしましょう(^^)b
更に、調理をする際には、鉄製の調理器具を使うと鍋の鉄が溶けだし、食材に鉄がしみこまれ鉄量が増えます。
重たくても鉄には鉄の良いところがあるのですね。
酸味のある食材、かんきつ類、梅干し、酢など…と調理すると、胃酸の分泌を高めるため鉄の吸収率が増えるので工夫してみてください。
先程も触れさせて頂いたように、貧血は今日対策をして、明日良くなる!というものではありません。
食事や習慣を見直して、貧血知らずの健康体になり、綺麗を手に入れましょう!!